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HUBchariのスタート!
そして…。

人と人をつなぐHUBになりたい人と人をつなぐHUBになりたい

「こんなんあったらいいと思ってた!」

HUBchariをスタートして数ヶ月。
人を雇うのもビジネスするのも初めてだらけのことで戸惑いつつも、お雇いした4人のホームレスの人たちに助けてもらい、少しずつ事業を軌道に乗せて行った。なかでも、HUBchariの広告物もまだ何も出せていなかった時に「全部拾いもんで作って来たんや」と言って、日曜大工が得意な方がお手製の看板や模型を作って来てくれることもあった。おっちゃんたちの優しさとたくましさが本当に心強かった。その気持ちに応えたいとHUBchariのポートも増やせられるよう、営業活動にも力を入れていった。

「少しでもいいから、社会に出て働きたいんです。」

それから多くの人が、Homedoorの扉をたたいた。中には十年以上、働いていなかったという人もちらほら。中間的就労として、HUBchariで就労支援を実施する中で、居宅を構え、携帯電話を取得し、次の仕事を見つけていく人も多くなっていた。
行政とも協働し、区役所等にもポート設置が叶った。また、区からの紹介で、生活保護を利用している人が就労支援を受けに来ることもあった。HUBchari以外にも駐輪場管理やマンション管理、清掃等の仕事を受託し、雇用の場を増やしていくこともできた。

次に着手したのが、夜回り活動「ホムパト」だ。Homedoorが拠点を構える大阪市北区を4コースに分かれ、85食のお弁当を配りながら、「路上からでも働ける仕事、ありますよ〜」と声をかけていく。HUBchariでの就労支援を経て、今は家を借りて元ホームレスとなったおっちゃんたちは、今ではホムパトを手伝ってくれる心強い存在だ。
「今日は雨やから、もしかしたらあっちで寝てるんかも」
ホームレス状態から脱出したいと思ったら、誰もが脱出できるようにと願うのは、今や川口だけではない。

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