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Scene.05

アンドセンターの扉をたたくと、専門の相談員が出迎えてくれた。まずはお腹が空いているだろうからと、隣にあるカフェ「おかえりキッチン」でランチをいただいた。それから、個室の相談室でゆっくり話を聞いてもらいながら、自分にあった路上脱出の選択肢を提示してもらった。



自分がこんな状況になるなんて思っていなかったので、これからどうしたいかはすぐに決めきれず、ひとまず、アンドセンターに宿泊しながら、ゆっくり考えることとなった。また、無料で衣服、生活用品をもらうことができた。部屋にはユニットバスもついていて、気兼ねなく過ごせることができた。足を伸ばして寝られるベッドで、久々に熟睡できた。

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