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2018.9.29

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第2回大阪ストリートカウントの結果について

8月24日の深夜に実施しました大阪市北区の野宿者数調査「大阪ストリートカウント」の結果を公開しております。参加者は20名の市民ボランティア、4名の事務局スタッフあわせて24名で、大阪市北区を自転車と徒歩のチームに分かれて調査を行いました。

※ストカン2018報告のPDFはこちらよりご覧いただけます。

川沿いは街灯が少なく夜間の調査が難しいため、9月22日の日中に追加調査を行っております。その結果、2017年の調査と比べ、約14%減となる145名の野宿者を確認しました。

厚生労働省の調査による日本全国の野宿者数は2017年1月の調査では5,5,34人、2018年1月の調査では4,977人と約10%が減少しています。今回の調査と比べても、全国的に野宿者数は減少の一途をたどっていると言えます。

原因としては、「長期」「高齢」となった野宿者が生活保護などの制度を利用して、住まいをアパートや施設などに移行するケースが増えていることが考えられます。

毎月実施している夜回り活動でも、2013年に開始時から毎回80名ほどにお弁当ををお渡ししておりましたが、最近はお会いできる人数が少しずつ減ってきています。望まない野宿をする人が減っていくことは大変喜ばしいことですが、一方で住居を持たず、ネットカフェやファストフード店、イートインコーナーのあるコンビニやスーパーなどを生活拠点としている人が多くHomedoorに相談にきている事実もあります。野宿をしている人、住居を持たない困窮状態にある人、それぞれにアプローチできる方法を今後もHomedoorでは模索してまいりたいと思っております。

今回のストリートカウントの調査にご協力いただいたボランティアの皆さま、遅い時間まで本当にありがとうございました。次年度以降も引き続きストリートカウントは実施をしていく予定ですので、ぜひ今回参加できなかった方もお越しいただければ幸いです。

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