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ホームレス状態を生み出さない
日本の社会構造をつくる

孤独との戦い孤独との戦い

「ホームレス生活をしているのは、自業自得だからじゃないんです!」

精一杯、学校の定期集会で声をはりあげた。どちらかというと内気な川口の必死の主張は虚しく講堂に響いた。登下校を共にしていた友だちにさえ、「もっと勉強していたら、ホームレスになんてならんかったやん。それって自業自得やん。」と言われてしまう始末だった。人が一度抱いてしまった偏見というものほど、覆すことが難しいものはない。悲しく重苦しい現実が立ちはだかる。

誰にも理解も共感もしてもらえず、徐々に自分の活動への自信を失いかけていた。そのたびにおっちゃんたちへ、どうしてホームレスになったのか、聞きまわった。誰もが「そうせざるを得ない」理由を抱えていた。自分のしていることが間違っているのか、正しいのか、わからなくなりながらも懸命に活動を続けていった。

「もしも今、自分が何もしなかったら、ホームレス問題は何も変わらない。凍死や餓死する人が減らないままだ。」

そう自分を奮い立たせた。講演がダメなら、今度は書いて伝えよう!と校内新聞を発行したり、炊き出しのお米を集める活動を行ったりと、あの手この手で活動を広げていった。

そして少しずつ、ホームレス問題に興味を持つ者が増えていった。炊き出し用のお米を集めていた募金箱には大量のお米だけでなく、親御さんからの温かいお手紙が一緒に添えられていた。成果が形になり始めていた。とはいえ、感じていたホームレスのおっちゃんたちへの偏見も劣悪な労働環境も、結局何ひとつ変わっていないことに焦りを感じていたのも事実だった。

そんな中、ボランティア・スピリット・アワードという賞に、ひょんなことから応募することになった。これは中高生のボランティア活動をする者に賞を贈るというものだ。関西ブロック代表に選ばれ、東京での全国表彰式と最終選考が行われた。トントン拍子に話は進んでいく。そしてボランティア親善大使に16歳の川口が選ばれた。今までの孤独との戦いが形になった瞬間だった。

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